早見表の赤に置いた「高難度コース強さ」が、相関1位でした|ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン2026 初日
66で3人が並んだ初日。32指標を検証すると、高難度コース女王が+0.376で1位でした
第53回ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンの初日が終わりました。首位は66(-6)で並んだ3人です。
| 選手 | スコア | |
|---|---|---|
| 1位タイ | 尾関 彩美悠選手 | 66 |
| 1位タイ | 川﨑 春花選手 | 66 |
| 1位タイ | 阿部 未悠選手 | 66 |
| 4位タイ | 吉澤 柚月選手 | 67 |
| 4位タイ | 福山 恵梨選手 | 67 |
108名の平均は72.398(+0.398)、アンダーパーは41名。晴れ時々曇り、気温24.8℃、北西の風1.8m/s。入場者は2,682人でした。
① 尾関彩美悠選手は、後半31
首位3人の内訳を並べます。○=バーディー、△=ボギー。
| 選手 | OUT | IN | 内訳 |
|---|---|---|---|
| 尾関 彩美悠選手 | 35 | 31 | 7バーディー1ボギー |
| 川﨑 春花選手 | 34 | 32 | 6バーディー・ノーボギー |
| 阿部 未悠選手 | 32 | 34 | 7バーディー1ボギー |
尾関選手は1番のボギー発進から、後半だけで5つ伸ばして31。パット数25は、この日の108名で最少タイです。パーオンは13/18(平均13.05)と平凡でした。
川﨑春花選手は18ホールでボギーなし。阿部未悠選手はフェアウェイキープ13/14、パーオン16/18と、乗せて回る形でした。
そしてもうひとつ、数字が目を引いたのが沖せいら選手の69。フェアウェイキープ14/14、パーオン17/18。どちらもこの日の最高値です。パット32で3バーディー・ノーボギー。曲げない・外さないを積み上げた1日でした。
② 赤に置いた「高難度コース強さ」が、相関1位
早見表の赤ヘッダーには、今週高難度コース強さと予選通過率を置きました。理由は、利府が昨年72.90→74.65→71.61の平均で優勝-9という「我慢のコース」だったからです。
初日の結果を、持ち味ランキング32指標の番手で検証しました。
| 指標(出場者内番手) | スコアとの相関 |
|---|---|
| 高難度コース女王 | +0.376 |
| 賞金効率女王 | +0.373 |
| アンダーパー女王 | +0.367 |
| 地元開催女王 | +0.357 |
| パーオン女王 | +0.346 |
| 3R大会強さ女王 | +0.337 |
| (中略) | |
| 予選通過率女王 | +0.315(9位) |
高難度コース女王が1位でした。赤に置いた狙いは、初日については当たったことになります。もう一方の予選通過率は+0.315で9位。悪くはありませんが、突出はしませんでした。
ただし今日は、全体的に相関が低めに出ています。先週の東海クラシック初日は最大が+0.461でしたが、今日は最大でも+0.376。どの指標を持ってきても、半分も説明できない一日でした。
③ 実測はパット数がふたたび最強
| 実測スタッツ | 今日の相関 | (参考)先週の東海・初日 |
|---|---|---|
| パット数 | +0.576 | +0.613 |
| パーオン | -0.473 | -0.596 |
| 飛距離 | -0.205 | -0.197 |
| フェアウェイキープ | -0.145 | -0.296 |
パット数が最も強く出ました。先週の初日と同じ順番です。
ただしフェアウェイキープは-0.145とほとんど効いていません。平均9.37/14は、先週の美浜(8.62/14)より高い数字。今日の利府は、フェアウェイを外しても致命傷になりにくい日だったと読めます。
首位の尾関選手がパット25、パーオン13/18だったのも、この構図に沿っています。
④ 9番パー4が、突出して難しい
| ホール | 対パー | 内訳 | |
|---|---|---|---|
| 最難 | 9番(パー4・406Y) | +0.4352 | ボギー41・ダブルボギー5、パーオン率40.7% |
| 2番目 | 12番(パー4・410Y) | +0.2685 | ボギー26・ダブルボギー4 |
| 3番目 | 1番(パー4・367Y) | +0.1759 | ボギー24 |
| 最易 | 8番(パー5・507Y) | -0.2130 | イーグル1・バーディー26 |
| 2番目 | 18番(パー5・538Y) | -0.1389 | バーディー25 |
9番は108名のうち41名がボギー、5名がダブルボギー以上。パーオン率40.7%は18ホールで唯一の50%割れです。ここを無傷で通れるかどうかが、そのまま1打を分けています。
一方で、パー5の8番・18番・14番はいずれもアンダー。伸ばせるのはパー5だけ、という組み立てになりそうです。
コース全体では、昨年の初日(72.90)より0.50打やさしい立ち上がりでした。ただし先週の美浜(72.065)と比べると0.33打難しく、展望で書いた「73台のコース」ほどではないにせよ、伸ばし合いにはなっていません。
⑤ 注目の12組と、地元・東北勢
メルセデス1〜3位が同組だった**12組(9:50・1番)**の結果です。
| 選手 | メルセデス | 初日 |
|---|---|---|
| 桑木 志帆選手 | 1位 | 69(11位タイ) |
| 佐久間 朱莉選手 | 2位 | 70(17位タイ) |
| 菅 楓華選手 | 3位 | 71(26位タイ) |
3人とも首位とは3〜5打差。32指標中12指標で1番手の佐久間選手は、高難度コース女王1番手という看板どおりには伸びませんでしたが、70で収めています。
地元・東北勢6名のうち、4名が71以下でした。
| 選手 | 出身 | 初日 |
|---|---|---|
| 髙久 みなみ選手 | 福島県 | 69(11位タイ) |
| 倉林 紅選手 | 宮城県富谷市 | 70(17位タイ) |
| 蛭田 みな美選手 | 福島県東白川郡鮫川村 | 71(26位タイ) |
| 平塚 新夢選手 | 宮城県石巻市 | 72(42位タイ) |
| 酒井 美紀選手 | 福島県いわき市 | 73(56位タイ) |
| 山路 晶選手 | 宮城県仙台市 | 73(56位タイ) |
6名の平均は71.33で、全体平均(72.398)より1.07打良い数字です。先週の東海クラシックでは地元勢が沈んだので、対照的な初日になりました。ただし6名という小さな集団なので、これが「地元の力」かどうかは2日目以降を見ないと分かりません。
⑥ 明日の見どころ
予選カットは2日目終了時点で50位タイまで。今日は72(イーブンパー)までが55名で、73が56位タイ。ボーダーはこのあたりで動きます。
首位と5打差以内(71以下)に41名。まだ誰でも届く位置です。
今日のコースは「パー5で伸ばして、9番と12番で落とさない」という形でした。明日もこの構図が続くなら、パット数がふたたび順位を分けることになります。
データ出典:JLPGA公式サイト(フルリーダーボード/ホールバイホール/スタッツ/ホールサマリ/大会概要・天候、いずれも2026年9月25日)、持ち味ランキングは当サイト独自集計(2026年9月20日基準、出場108名内の番手)、メルセデス・ランキングはJLPGA公式発表の2026年9月20日時点。
※相関はピアソンの積率相関係数です。指標の番手・スコア・パット数はいずれも「小さいほど良い」ため正の相関が、パーオン・フェアウェイキープ・飛距離は「大きいほど良い」ため負の相関が「効いた」を意味します。
※出場選手は直前に1名入れ替えがあり、上野菜々子選手に代わって野澤真央選手が出場しました(早見表は修正済みです)。
関連選手
この大会の舞台
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