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試合解説2026/09/25

早見表の赤に置いた「高難度コース強さ」が、相関1位でした|ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン2026 初日

66で3人が並んだ初日。32指標を検証すると、高難度コース女王が+0.376で1位でした

第53回ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンの初日が終わりました。首位は66(-6)で並んだ3人です。

選手 スコア
1位タイ 尾関 彩美悠選手 66
1位タイ 川﨑 春花選手 66
1位タイ 阿部 未悠選手 66
4位タイ 吉澤 柚月選手 67
4位タイ 福山 恵梨選手 67

108名の平均は72.398(+0.398)、アンダーパーは41名。晴れ時々曇り、気温24.8℃、北西の風1.8m/s。入場者は2,682人でした。


① 尾関彩美悠選手は、後半31

首位3人の内訳を並べます。○=バーディー、△=ボギー。

選手 OUT IN 内訳
尾関 彩美悠選手 35 31 7バーディー1ボギー
川﨑 春花選手 34 32 6バーディー・ノーボギー
阿部 未悠選手 32 34 7バーディー1ボギー

尾関選手は1番のボギー発進から、後半だけで5つ伸ばして31。パット数25は、この日の108名で最少タイです。パーオンは13/18(平均13.05)と平凡でした。

川﨑春花選手は18ホールでボギーなし。阿部未悠選手はフェアウェイキープ13/14、パーオン16/18と、乗せて回る形でした。

そしてもうひとつ、数字が目を引いたのが沖せいら選手の69。フェアウェイキープ14/14、パーオン17/18。どちらもこの日の最高値です。パット32で3バーディー・ノーボギー。曲げない・外さないを積み上げた1日でした。


② 赤に置いた「高難度コース強さ」が、相関1位

早見表の赤ヘッダーには、今週高難度コース強さと予選通過率を置きました。理由は、利府が昨年72.90→74.65→71.61の平均で優勝-9という「我慢のコース」だったからです。

初日の結果を、持ち味ランキング32指標の番手で検証しました。

指標(出場者内番手) スコアとの相関
高難度コース女王 +0.376
賞金効率女王 +0.373
アンダーパー女王 +0.367
地元開催女王 +0.357
パーオン女王 +0.346
3R大会強さ女王 +0.337
(中略)
予選通過率女王 +0.315(9位)

高難度コース女王が1位でした。赤に置いた狙いは、初日については当たったことになります。もう一方の予選通過率は+0.315で9位。悪くはありませんが、突出はしませんでした。

ただし今日は、全体的に相関が低めに出ています。先週の東海クラシック初日は最大が+0.461でしたが、今日は最大でも+0.376。どの指標を持ってきても、半分も説明できない一日でした。


③ 実測はパット数がふたたび最強

実測スタッツ 今日の相関 (参考)先週の東海・初日
パット数 +0.576 +0.613
パーオン -0.473 -0.596
飛距離 -0.205 -0.197
フェアウェイキープ -0.145 -0.296

パット数が最も強く出ました。先週の初日と同じ順番です。

ただしフェアウェイキープは-0.145とほとんど効いていません。平均9.37/14は、先週の美浜(8.62/14)より高い数字。今日の利府は、フェアウェイを外しても致命傷になりにくい日だったと読めます。

首位の尾関選手がパット25、パーオン13/18だったのも、この構図に沿っています。


④ 9番パー4が、突出して難しい

ホール 対パー 内訳
最難 9番(パー4・406Y) +0.4352 ボギー41・ダブルボギー5、パーオン率40.7%
2番目 12番(パー4・410Y) +0.2685 ボギー26・ダブルボギー4
3番目 1番(パー4・367Y) +0.1759 ボギー24
最易 8番(パー5・507Y) -0.2130 イーグル1・バーディー26
2番目 18番(パー5・538Y) -0.1389 バーディー25

9番は108名のうち41名がボギー、5名がダブルボギー以上。パーオン率40.7%は18ホールで唯一の50%割れです。ここを無傷で通れるかどうかが、そのまま1打を分けています。

一方で、パー5の8番・18番・14番はいずれもアンダー。伸ばせるのはパー5だけ、という組み立てになりそうです。

コース全体では、昨年の初日(72.90)より0.50打やさしい立ち上がりでした。ただし先週の美浜(72.065)と比べると0.33打難しく、展望で書いた「73台のコース」ほどではないにせよ、伸ばし合いにはなっていません。


⑤ 注目の12組と、地元・東北勢

メルセデス1〜3位が同組だった**12組(9:50・1番)**の結果です。

選手 メルセデス 初日
桑木 志帆選手 1位 69(11位タイ)
佐久間 朱莉選手 2位 70(17位タイ)
菅 楓華選手 3位 71(26位タイ)

3人とも首位とは3〜5打差。32指標中12指標で1番手の佐久間選手は、高難度コース女王1番手という看板どおりには伸びませんでしたが、70で収めています。

地元・東北勢6名のうち、4名が71以下でした。

選手 出身 初日
髙久 みなみ選手 福島県 69(11位タイ)
倉林 紅選手 宮城県富谷市 70(17位タイ)
蛭田 みな美選手 福島県東白川郡鮫川村 71(26位タイ)
平塚 新夢選手 宮城県石巻市 72(42位タイ)
酒井 美紀選手 福島県いわき市 73(56位タイ)
山路 晶選手 宮城県仙台市 73(56位タイ)

6名の平均は71.33で、全体平均(72.398)より1.07打良い数字です。先週の東海クラシックでは地元勢が沈んだので、対照的な初日になりました。ただし6名という小さな集団なので、これが「地元の力」かどうかは2日目以降を見ないと分かりません。


⑥ 明日の見どころ

予選カットは2日目終了時点で50位タイまで。今日は72(イーブンパー)までが55名で、73が56位タイ。ボーダーはこのあたりで動きます。

首位と5打差以内(71以下)に41名。まだ誰でも届く位置です。

今日のコースは「パー5で伸ばして、9番と12番で落とさない」という形でした。明日もこの構図が続くなら、パット数がふたたび順位を分けることになります。


データ出典:JLPGA公式サイト(フルリーダーボード/ホールバイホール/スタッツ/ホールサマリ/大会概要・天候、いずれも2026年9月25日)、持ち味ランキングは当サイト独自集計(2026年9月20日基準、出場108名内の番手)、メルセデス・ランキングはJLPGA公式発表の2026年9月20日時点。

※相関はピアソンの積率相関係数です。指標の番手・スコア・パット数はいずれも「小さいほど良い」ため正の相関が、パーオン・フェアウェイキープ・飛距離は「大きいほど良い」ため負の相関が「効いた」を意味します。

※出場選手は直前に1名入れ替えがあり、上野菜々子選手に代わって野澤真央選手が出場しました(早見表は修正済みです)。

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利府ゴルフ倶楽部(宮城県)は、一般のゴルファーもプレーできるコースです。

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