女子プロゴルフ応援Labo.

JLPGA · Independent Cheering — 応援を、もっと深く。

← コラム一覧に戻る
試合解説2026/05/25

リゾートトラスト レディス 2026・データで組む10の理想ペアリング

JLPGAツアー初開催のグランディ那須白河GC・4日間。所属・期・出身・指標を多軸で組んだ10組と、過去2年のリゾートトラスト相性アングル。

JLPGA今週の舞台はリゾートトラスト レディス。福島県・グランディ那須白河ゴルフクラブで、2026年5月28日(木)から31日(日)までの4日間72ホールで行われます。R1(5/28木)は雨予報が出ており、悪条件で輝く頑張り屋(rain_queen)の上位選手に注目が集まる初日になりそうです。賞金総額1億4,000万円、出場予定117名。米LPGA主戦勢の多くは翌週の全米女子オープンに向けて米国に残るため、JLPGA主戦のトップ層が中心の顔ぶれです。

リゾートトラストはタイトルスポンサーの系列リゾート地で毎年コースが変わる珍しい大会。2024年は関西ゴルフ倶楽部(兵庫)で岩井明愛選手が-15、2025年はグランディ鳴門ゴルフクラブ36(徳島)で稲垣那奈子選手が-7。今年のグランディ那須白河はJLPGAツアーとしての開催実績がなく、コース難易度・スコア水準は実戦で初めて見ることになります。

ペアリングは大会側で決まりますが、jpg-laboの30の応援レンズと、出場選手の所属・期・出身地・アパレル契約・過去のリゾートトラスト成績を組み合わせると、「主催者目線でもありそう」な組み合わせが浮かびます。今回は10組ご紹介します。

1. 🏆 ブリヂストンの勢い × 王者級指標組:入谷響選手・吉田鈴選手・河本結選手

先週のブリヂストンレディスオープン優勝者・入谷響選手(97期・愛知)、1打差2位の吉田鈴選手(97期・千葉)、そして女王指数(queen_index)全体2位の河本結選手(90期・愛媛)。

入谷選手と吉田選手は97期同期で、プロデビュー2年目の同世代対決。そこに90期で女王指数67.9のベテラン河本選手(RICOH所属)が加わると、「世代を跨いだ勢い対決」の構図が立ち上がります。所属はSky・大東建託・RICOH、アパレルはマンシングウェア・パーリーゲイツ・キャロウェイで分散。先週の勢いをそのまま持ち込む組として、初日のティーグラウンドに視線が集まりそうです。

2. 🌸 2025リゾートトラスト上位再演組:稲垣那奈子選手・川岸史果選手・宮田成華選手

昨年の徳島・グランディ鳴門で-7の優勝を飾った稲垣那奈子選手(96期・埼玉・三菱電機)、同じく-6で2位タイの川岸史果選手(88期・神奈川・加賀電子)、-3で11位タイの宮田成華選手(92期・東京・日立建機日本)。

「リゾートトラスト相性組」の3人。88期・92期・96期と期はバラけ、地元も埼玉・神奈川・東京で関東圏に近い縁。アパレルはルコック・カステルバジャック・ニューエラで分散。コースは変わっても「この大会で結果を出してきた選手たち」が同じ朝のグリーンに並ぶと、観戦側が予習しやすい組になります。

3. 🌳 福島3世代・地元の星組:酒井美紀選手・蛭田みな美選手・髙久みなみ選手

那須白河は福島県白河市。出場予定117名のうち、福島県出身は酒井美紀選手(82期・あさま空山望)、蛭田みな美選手(88期・YUASA)、髙久みなみ選手(94期・ミロク情報サービス)の3人。

82期・88期・94期と6期ずつ離れた3世代が、福島開催の初年度に同じ組で並んだら、地元ギャラリーにとって最も特別な一枚になります。地元開催女王(hometown_queen)指標で河本選手・佐久間選手・神谷そら選手など他選手が上位を占める中、福島勢3名の名前が並ぶことそのものに価値がある編成です。

4. 🎓 賞金女王経験者組:横峯さくら選手・全 美貞選手・鈴木愛選手

JLPGAの賞金女王を経験した3人。横峯さくら選手(77期・鹿児島・エプソン)が2009年、全 美貞選手(78期・韓国・グランフィールズCC)が2008年、鈴木愛選手(80期・徳島・セールスフォース)が2018・2019年。

鈴木選手は今季もqueen_index全体6位、まくり(final_round_charge)1位、風女王1位、パター女王1位と複数指標で上位に名前を残す現役バリバリ。横峯選手・全選手はキャリア後半に入ってもツアーで戦い続けるレジェンド。「賞金女王になる」というキャリアの頂点を知る3人が、那須白河の3日間でどう動くか、ティーショットの一打にキャリアが透けて見える組です。

5. 🌺 90期同期会組:菅沼菜々選手・大里桃子選手・権藤可恋選手

2018年JLPGAプロ入りの90期同期生から、菅沼菜々選手(東京・あいおいニッセイ同和損保)、大里桃子選手(熊本・伊藤園)、権藤可恋選手(佐賀・ボートレースチケットショップみやき)の3人。

90期は河本結選手・三ヶ島かな選手・稲見萌寧選手・鶴岡果恋選手など実力派が多数の「黄金期」のひとつ。その中で、この3人は所属企業も出身地もアパレルも見事に分散しつつ、プロ入りから7-8年のキャリアを積んできた中堅。同期会のような組み合わせは大会側もときどき試す型で、見る側にも「同じスタートラインから来た3人」の物語が伝わります。

6. 🆕 98期ルーキー集結組:倉林紅選手・藤本愛菜選手・伊藤愛華選手

2025年QT通過の98期ルーキーから、倉林紅選手(宮城・サーフビバレッジ)、藤本愛菜選手(福岡・ヤマエグループHD)、伊藤愛華選手(東京・明治安田)。

プロ入り後のデータがまだ少ないため、jpg-laboの30の応援レンズで上位に出てくる場面は限られますが、藤本選手は風女王(wind_queen)2位の数字が早くも出ています。出身も所属企業も完全に分散、3人ともプロデビューシーズン。「同期ルーキーが同じ組で揃ってスタート」は、ファンが将来を語り合うきっかけになる編成です。

7. 🌎 海外勢×ベテラン×躍進中堅組:ウー チャイェン選手・木戸愛選手・髙野愛姫選手

台湾出身でJLPGA定着勢のウー チャイェン選手(95期・Hon Hai Foxconn・queen_index 7位)、80期ベテランの木戸愛選手(神奈川・日本ケアサプライ・右肩上がり2位)、2025年プロ入りで直近5戦の形(recent5_form)2位の髙野愛姫選手(96期・東京・富士住建)。

「海外1名+ベテラン1名+若手中堅1名」の三世代ミックス。ウー選手は今季の現役バリバリ、木戸選手は終盤9ホールで伸ばす職人、髙野選手は先週のブリヂストンでも上位フィニッシュを狙った勢い派。それぞれ違う武器を持つ3人が、同じパー72を回るとどんなスコアの動きになるか。

8. 🌧 悪条件で輝く頑張り屋組:佐久間朱莉選手・阿部未悠選手・大出瑞月選手

雨女王(rain_queen)の上位3名で組んだ「悪条件で輝く頑張り屋」組。大出瑞月選手(88期・群馬・ノットグローバルHD)が78.4、佐久間朱莉選手(93期・埼玉・大東建託)が72.9、阿部未悠選手(93期・北海道・ミネベアミツミ)が70.7。

那須白河の3日間天候は当日にならないと読めませんが、もし崩れたときに崩れない3人がここに揃います。佐久間選手は女王指数(queen_index)全体1位、海外勢撃破1位、Top10率1位と圧倒的な総合力。「悪条件で逆に楽しめる」3人の組として、雨でなくても見応えがあります。

9. ⛳ ショートゲーム職人 × 3世代組:永井花奈選手・金田久美子選手・六車日那乃選手

サンドセーブ女王1位の永井花奈選手(89期・東京・ServiceNow)、リカバリー女王1位の金田久美子選手(80期・愛知・スタンレー電気)、サンドセーブ女王5位タイの六車日那乃選手(97期・埼玉・ニトリ)。

「パーオン外しても寄せて1パットでパー」の達人3人。永井選手と金田選手は同じマーク&ロナのアパレル契約という共通点もあり、3人とも派手な飛距離ではなく「グリーン周りで沈まない」型。80期・89期・97期と17期離れた3世代で、那須白河の林やバンカーが多い設計に効きそうな組です。

10. 🦵 飛距離×精度ベテラン中堅組:穴井詩選手・山路晶選手・鶴岡果恋選手

飛距離女王1位の穴井詩選手(80期・愛知・GOLF5)、距離3位/GIR4位の山路晶選手(92期・宮城・森六グループ)、距離4位/風女王4位/リード保持力6位タイの鶴岡果恋選手(90期・神奈川・明治安田)。

ティーショットで前に出して、グリーンに乗せて、終盤の風にも対応できる3人。標高400m弱の那須白河は気温・湿度の条件次第で飛距離が出やすい可能性があり、3人とも飛ばし系の上位指標を持ちます。期・出身地・所属・アパレル(GOLF5/テーラーメイド/ジュンアンドロペ)はすべて分散。


番外編:もう一段の見どころ

🎯 大東建託契約プロ5名の散らばり:佐久間朱莉選手・吉田鈴選手はそれぞれ別の組(1組目・8組目)に配置しましたが、ほかに後藤未有選手・都玲華選手・渡邉彩香選手も今週出場。同じ大東建託のロゴを胸につけた5人が、コース内のあちこちに散らばる「布陣」を意識してテレビ画面を追うのも楽しい大会になります。

🌎 アパレル「マンシングウェア」契約3名:入谷響選手(1組目)のほか、吉澤柚月選手・神谷そら選手もマンシングウェア契約。同じブランドのロゴが3つの組のティーグラウンドで揃う、観戦小ネタとしての見どころ。

🐦 全米女子オープン連戦組:来週6/4からの全米女子オープン(リビエラCC)に出場権を持ち、なおかつリゾートトラストにも出場する選手は、神谷そら選手・佐久間朱莉選手・河本結選手・荒木優奈選手・後藤未有選手・鈴木愛選手の6名。米国組(小祝さくら選手・桑木志帆選手・菅楓華選手・髙橋彩華選手)は今週欠場し、全米に集中する判断です。


那須白河は今年がJLPGA初開催。コースレーティングや過去スコア傾向のデータがまだ存在しないため、「飛距離型が有利」「リカバリー型が残る」といった事前の決め打ちは控えます。標高約400mの高原コースという基本情報をベースに、3日間の実戦で初めて「このコースの性格」が見えてくる大会です。

過去2年のリゾートトラスト(関西GC・グランディ鳴門)は優勝スコアが-15→-7と振れ幅が大きく、コース次第で大きく変わる大会傾向は読み取れます。今年の那須白河がどちらに転ぶか。最終日(5/31日)の朝に「コースの性格」を改めて整理する記事を出す予定です。

朝のダイジェストで毎日のペアリング解説を継続します。応援を、もっと深く。引き続きどうぞよろしく。

関連選手