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試合解説2026/06/11

アマ・ソア キム選手が首位、桑木志帆選手は番手どおりの「-8」──サントリーレディス2026 R1を持ち味ランキングで振り返る

伸びた初日に効いたのは「パーオン」。タフな六甲が牙をむく週末へ、データは何を語ったか。

宮里藍 サントリーレディスオープン2026のRound1は、スコアがよく伸びた一日だった。出場120名のR1平均は70.64、パー72に対してマイナス1.36。難コースの六甲国際でも、初日は攻めれば伸ばせるコンディション――事前に読んでいた「木・金は伸び、土曜に難化する我慢型」どおりの入りになった。

まずはRound1の上位から。

順位 選手 スコア 通算
1 ソア キム選手(アマ) 63 -9
2 桑木 志帆選手 64 -8
3T 永井花奈・佐藤心結・倉林紅・鶴岡果恋・金澤志奈・セキ ユウティン・福山恵梨・永嶋花音 各選手 66 -6

首位はアマチュアのソア キム選手。8バーディーの「63」で今大会最大のサプライズを起こした。2位に桑木志帆選手。-6に8名が並ぶ大混戦の幕開けだ。この初日を、当サイトの持ち味ランキングから読み解いていく。

ランキング① 効いたのは「パーオン」

開幕前に各選手へ付けた出場者内の「番手」と、実際のR1スコアの相関を集計した。数字が大きいほど「番手が良い選手ほど好スコア=その持ち味が効いた」ことを示す。

持ち味ランキング R1との相関 効き
パーオン率女王 +0.37 ◎ 最も効いた
高難度コース女王 +0.34
夏の女王 +0.33
女王指数 +0.30
パター女王 +0.28
初日好調女王 +0.24
リカバリー女王 +0.15 △ 今日は効かず

伸ばし合いの初日を左右したのは、グリーンをきっちり捉える「パーオン」だった。それを地で行ったのが桑木志帆選手。先週の全米女子オープンを14位で終えた“帰国組”であり、過去2年も帰国組がサントリーで上振れしてきた傾向を初日から体現した。

桑木志帆選手の事前番手 出場者内
女王指数 3位
パーオン率女王 4位
高難度コース女王 4位
→ R1 64(-8)ノーボギー

ランキング② 「リカバリー」はまだ眠る

今年のキーと見ていたリカバリー女王は、相関+0.15と効かなかった。理由はホール別のスコアにある。

ホール パー 対パー
1番 5 -0.28 最も易しい(バーディ量産)
12番 5 -0.22
17番 5 -0.18
7番 4 +0.14 最も難しい

ほぼ全ホールが対パーでマイナス。特にパー5が軒並みバーディーを生み、グリーンを外して“寄せワン”を強いられる場面が少なかった。だが今年はラフが伸ばされている。過去2年とも土曜に難化してきたコースだ。週末にグリーンが締まれば、リカバリー女王と高難度コース女王の重みは一気に増す。今は伏線の段階だ。

ランキング③ 「初日好調」が伏兵を当てた

総合力の番手では見えない選手を、初日好調女王が拾い上げた。

選手 女王指数 初日好調 R1
福山 恵梨選手 42位 7位 -6
岡山 絵里選手 24位 4位 -4

福山恵梨選手は女王指数42位ながら初日好調7位の番手どおり「66」。地元・大阪の岡山絵里選手も初日好調4位で「68」。早見表に初日好調を入れた狙いがはまった一日だった。

ランキング④ 本命2人は我慢の「-3」

選手 主な番手 R1
佐久間 朱莉選手 女王1・パーオン2・高難度1・初日好調1 -3
髙橋 彩華選手 女王2(2025年覇者) -3

ほぼ全項目で出場者トップの佐久間朱莉選手、昨年覇者の髙橋彩華選手はともに「69」。伸びる初日に爆発はなかったが、首位と6打差で射程内。土曜に難化すれば地力で上回る選手が浮上しやすい。我慢の-3は、週末を見据えれば悪くない位置取りだ。

ランキング⑤ アマ首位と「全英切符」

首位のソア キム選手はアマチュアで、出場試合数の条件から持ち味ランキングには載らない“参考枠”。その「63」は、データの外側から飛び出した最大の見どころだ。

そして「神戸から世界へ」を掲げるこの大会は、優勝・2位・メルセデスランキング上位3名に、AIG女子オープン(全英女子)の出場権が与えられる。2位の桑木志帆選手は切符圏内。週末の上位争いは、そのまま“全英切符争い”でもある。

振り返って

初日は伸びた。効いたのは派手なパッティングよりも、まずグリーンを捉える「パーオン」――ボールを正しい場所に置く技術。リカバリーはまだ眠ったまま、目を覚ますとすれば土曜だろう。

各選手の持ち味は持ち味ランキング一覧、Day2の組み合わせはDay2早見表から辿れる。事前の番手と、コース上の現実。その両方を並べて見ると、週末の観戦は一段おもしろくなる。


引用・参照

  • JLPGA公式 宮里藍 サントリーレディスオープン2026 Round1 リーダーボード/ホールサマリ(参照日:2026-06-11)
  • 番手・相関は当サイト編集部の集計(指標は2026-05-31スナップショット、出場者内ランキング)

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