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試合解説2026/06/12

桑木志帆選手が「-15」で首位奪取、彗星ソア キム選手は2位で週末へ──サントリーレディス2026 R2を持ち味ランキングで振り返る

金曜で早くも難化。効いたのはR1に続き「パーオン」、その純度はむしろ増した。カットは-2、66名が決勝へ。

宮里藍 サントリーレディスオープン2026のRound2。初日に9アンダー「63」で首位に立った14歳アマ・ソア キム選手を、データの本命がきっちり捉えた一日だった。

順位 選手 R2 通算
1 桑木 志帆選手 65(-7) -15
2 ソア キム選手(アマ) 69(-3) -12
3T 金澤志奈・荒木優奈・山路晶・穴井詩・永井花奈 各選手 -10
8 鶴岡 果恋選手 69(-3) -9
9 倉林 紅選手 70(-2) -8

首位を奪ったのは桑木志帆選手。「65(-7)」ノーボギーで通算-15、2位に3打差をつけた。初日2位から、満を持しての先頭だ。ソア キム選手も「69(-3)」と崩れず通算-12で2位を死守。当日のベストスコアは荒木優奈選手の「64(-8)」で、一気にT3まで浮上した。この一日を、当サイトの持ち味ランキングから読み解く。

ランキング① 「パーオン」が、さらに突き抜けた

開幕前に各選手へ付けた出場者内の「番手」と、実際のR2スコアの相関を集計した。数字が大きいほど「番手が良い選手ほど好スコア=その持ち味が効いた」ことを示す。

持ち味ランキング R2との相関 R1との比較
パーオン率女王 +0.56 R1 +0.37 → さらに強化 ◎◎
高難度コース女王 +0.34 R1 +0.34 → 維持 ◎
初日好調女王 +0.32 R1 +0.24 → 上昇 ○
女王指数 +0.29 R1 +0.30 → 維持 ○
パター女王 +0.29 R1 +0.28 → 維持 ○
リカバリー女王 +0.19 R1 +0.15 → まだ眠る △

R1で最も効いた「パーオン」は、R2でさらに支配力を増した(+0.37→+0.56)。コースが難化するなかで、グリーンを正確に捉えられる選手だけが一段抜け出した格好だ。それを最も純度高く体現したのが、首位の桑木志帆選手である。

桑木志帆選手の事前番手 出場者内
パーオン率女王 4位
女王指数 3位
高難度コース女王 4位
→ R1〜R2 64-65(ノーボギー継続)通算-15

先週の全米女子オープンを終えた“帰国組”が、過去2年と同じくサントリーで上振れる――事前に立てた見立てを、2日間ノーボギーという最も説得力のある形で証明してみせた。

ランキング② コースは金曜で早くも難化した

Round1の出場120名平均は70.64(対パー-1.36)。Round2はほぼ同じ顔ぶれの119名で71.42(対パー-0.58)。カット前のほぼ同集団で、コースは1日で約0.8打ぶん牙を剥いた。「土曜に難化する我慢型」と読んでいたが、その入口は金曜にもう開いていた。

牙を剥いたのは、意外にもパー3だった。

ホール パー 対パー
3番 3 +0.24 最も難しい
11番 3 +0.15
9番 4 +0.14
12番 5 -0.31 最も易しい
17番 5 -0.30
1番 5 -0.10 R1より締まった

パー5の12番・17番は依然としてバーディーチャンスだが、初日に稼ぎ放題だった1番パー5は-0.10まで締まり、ショートホール(3番・11番)が確実にスコアを削りにきた。距離より精度――グリーンを外せない設計に、コースが寄っていきつつある。

ランキング③ 「リカバリー」はまだ眠っている

今年のキーと見るリカバリー女王は、R1の+0.15からR2は+0.19へ。微増にとどまり、本格点火はしていない。理由は明快で、まだスコアが伸びているからだ。パー5のボーナスが残るうちは、外しても致命傷になりにくい。だが土曜にグリーンがさらに締まれば、「外したあとの一打」の価値は跳ね上がる。リカバリー女王と高難度コース女王の出番は、いよいよこれからだ。

ランキング④ 彗星と、本命と、伏兵と

選手 立ち位置 R2後
ソア キム選手(アマ) 持ち味ランキング対象外の“参考枠” -12 / 2位。14歳が2日目もトップ2に残留
荒木 優奈選手 河本選手不在で「筆頭次点」と見ていた一人 64で通算-10 / T3に急浮上
佐久間 朱莉選手 ほぼ全項目で出場者トップの本命 -5 / T26。通過もまくりが必要
髙橋 彩華選手 2025年覇者・女王指数2位 -6 / T15。射程内で週末へ

DeepDiveで「上位に残るだけで十分歴史的」と書いたソア キム選手は、2日目も2位で踏みとどまった。彗星は週末の夜空へ向かう。荒木優奈選手の浮上は、本命不在の枠を「コース適合」で埋めるという事前の読みの裏取りでもある。一方、データ本命の佐久間朱莉選手・髙橋彩華選手はカットを通過したものの首位とは距離があり、難化する週末での地力勝負に望みをつなぐ。

カットライン

項目 内容
カットライン 通算-2
決勝ラウンド進出 66名
ボーダー -3で56名、-2タイで66名に到達

“全英切符”(優勝・2位・メルセデスランキング上位3名にAIG女子オープン出場権)の観点では、2位の桑木志帆選手が圏内をキープ。週末の上位争いは、そのまま全英切符争いでもある。

振り返って

R1で効いた「パーオン」は、R2でさらに効いた。コースは金曜で早くも難化し、削りにきたのはパー3。リカバリーはまだ眠るが、目を覚ますなら土曜だろう。首位を奪った桑木志帆選手が地力の本命なら、2位の14歳アマ・ソア キム選手はデータの外側から来た物語。各選手の持ち味は持ち味ランキング一覧、決勝の組み合わせはDay3早見表から。週末、どちらの筋書きが勝つか。


参照:JLPGA公式 宮里藍 サントリーレディスオープン2026 Round2 リーダーボード/ホールサマリ/ホールバイホール(参照日 2026-06-12)。番手・相関は当サイト編集部集計(指標2026-05-31スナップショット、出場者内ランキング、Pearson 番手×R2対パー)。コース難化はR1・R2のほぼ同集団比較(カット適用前)。ソア キム選手はアマチュアのため持ち味ランキング対象外(参考枠)。

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