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試合解説2026/09/05

18ホール全部パーオンの64。仲村果乃選手が62位タイから3位タイへ|ゴルフ5レディス2026 R2

昨日はパットの日でした。今日はパーオンの日です。1日で主役が入れ替わりました。

コースが0.35打難しくなり、首位が入れ替わりました。単独首位は福田萌維選手、通算**-11**(66-67)です。

① 0.35打だけ、難しくなりました

初日 2日目
コース平均対パー -0.759 -0.406
アンダーパー 61人 48人
60台 33人 24人
平均オーバーパーのホール 8 10
パーオン率 75.8% 74.2%
フェアウェイキープ率 76.2% 73.5%

劇的な難化ではありません。 それでもアンダーパーが13人減り、60台が9人減りました。バーディは358→335、ボギーは229→246です。

中身を見ると、変わったのはパー5でした。

パー5 初日 2日目
10番(471ヤード) -0.306(バーディ44) -0.642(バーディ62)
16番(508ヤード) -0.324(バーディ37) -0.170(バーディ31)
2番(524ヤード) -0.120(バーディ22) ±0.000(バーディ17)
5番(491ヤード) -0.167(バーディ28) +0.009(バーディ21)

10番はさらに易しくなり、106人中62人がバーディ(パーオン率96.2%)。ところが残りの3つのパー5では、ほとんど稼げなくなりました。2番と5番にいたっては平均がイーブンかオーバーです。

取れるパー5が4つから1つに減った。 平均が0.35打悪くなった中身は、ここにあります。

② 仲村果乃選手の64は、18ホール全部パーオン

この日のベストスコアは仲村果乃選手の64でした。

仲村 果乃選手 2日目
スコア 64(-8)
パーオン 18/18
パット 29
フェアウェイキープ 12/14
飛距離 224.0ヤード

18ホール、すべて規定打数でグリーンに乗せました。 この日の全体平均は13.35ですから、5つ近く多い計算です。

初日は72で62位タイ。そこから3位タイまで59人抜きです。京都府出身、2022年プロ入りの95期生で、今季は明治安田レディスで3位、資生堂・JALレディスオープンで8位に入っています。

そして、この選手の2日間はこうなっていました。

仲村 果乃選手 パーオン パット スコア
初日 17/18 35 72
2日目 18/18 29 64

初日もほとんど全部乗せていました。 17/18で乗せて、35パット。乗せた数はほぼ同じで、変わったのはパット6打だけです。それで72が64になりました。

一方、昨日の首位・青木瀬令奈選手は逆の動きでした。

青木 瀬令奈選手 パーオン パット スコア
初日 12/18 22 64
2日目 10/18 27 72

2人がちょうど入れ替わっています。 青木選手はパーオンが12→10とさらに減り、初日に22で収まっていたパットが27になりました。それでも通算-8で3位タイに残っています。

③ 首位は福田萌維選手。前週は97位でした

単独首位の福田萌維選手は66-67で通算-11。2位の鳥居さくら選手(-9)に2打差をつけました。

福田 萌維選手 2日目
スコア 67(-5)
パーオン 14/18
パット 27
フェアウェイキープ 7/14

和歌山県岩出市の出身で、2024年プロ入りの97期生。ツアー未勝利です。

今季を並べると、波はあります。

大会 順位
ミネベアミツミ 9位
明治安田 9位
大東建託 80位
北海道meiji 78位
NEC軽井沢72 46位
CAT Ladies 18位
ニトリレディス 97位

前週は97位でした。その翌週に単独首位で最終日を迎えます。

2位の鳥居さくら選手は2025年プロ入りの98期生で、こちらもツアー未勝利。上位2人がともに未勝利の選手という並びになりました。

④ 主役がまた入れ替わりました

実測スタッツとスコアの相関です。

実測スタッツ 初日 2日目
パーオン数 -0.452 -0.553
パット数 +0.568 +0.505
飛距離 -0.266 -0.351
フェアウェイキープ -0.245 -0.241

初日はパットが最強、2日目はパーオンが最強です。1日で順番が入れ替わりました。

そして飛距離が-0.266→-0.351と、じわりと効き始めています。パー5で稼げなくなり、平均オーバーパーのホールが8から10に増えた日には、飛ぶことの価値が少し戻る——そういう動き方に見えます。

18/18パーオンで64を出した仲村果乃選手と、パーオン10で72だった青木瀬令奈選手。この日の相関を、2人がそのまま体現しています。

ただし、仲村選手の2日間が示しているのはもう少し込み入った話です。17/18乗せても、35パットなら72。乗せることは必要条件ではあっても、十分条件ではありません。

⑤ 赤ヘッダーの差し替えは、機能しました

2日目の早見表では、初日の結果を受けて赤ヘッダーをアンダーパー女王TOP10率女王に差し替えました。結果です。

持ち味ランキング 初日 2日目単日 36ホール通算
急上昇女王 +0.349 +0.532 +0.619
アンダーパー女王 +0.436 +0.362 +0.564
初日型女王 +0.358 +0.426 +0.552
ピーク力女王 +0.356 +0.428 +0.552
パーオン女王 +0.305 +0.483 +0.551
TOP10率女王 +0.370 +0.400 +0.543
予選通過率女王 +0.355 +0.415 +0.542
難コース強さ女王 +0.296 +0.461 +0.532
3R大会強さ女王 +0.299 +0.433 +0.515

※急上昇女王は対象77名です

赤ヘッダーの2つは、36ホール通算でどちらも上位に残りました。 アンダーパー女王が+0.564、TOP10率女王が+0.543です。

そしてほぼすべての指標が、初日より36ホール通算のほうが高くなっています。この夏ずっと確認してきた「日数が増えるほど、積み上げた実力が出る」という形が、今週も出ました。

面白いのが2つあります。1つはパーオン女王が単日+0.483まで上がったこと。実測のパーオン相関が強まった日に、指標のほうもきちんと反応しました。

もう1つは難コース強さが単日+0.461だったことです。先週の総括で「難コース強さは削り合う条件でこそ効く指標で、易しい日には出番が少ない」と書きました。-0.759から-0.406へと0.35打難しくなっただけの日でも、この指標は反応しています。 絶対的な難しさより、前日との相対的な難化に効くのかもしれません。

なお通常列に入れた予選通過率女王も+0.542。カットがかかる日の指標として、狙いは合っていました。

⑥ 予選通過ラインと、最終日のポイント

予選通過ラインは通算-2(142)で、50名が最終日に進みます(41位タイに10名が並び、そこまでで50位タイ)。-1(143)だった6名が、1打差で涙をのみました。

なお吉﨑マーナ選手と天本ハルカ選手の2名が、2日目を回っていません

  • 首位から2打差に2人、5打差に17人。福田萌維選手-11、鳥居さくら選手-9、そして-8に6人が並んでいます
  • 上位2人がともにツアー未勝利。福田萌維選手(97期)と鳥居さくら選手(98期)です
  • パー5は10番だけが取れるホールになりました。106人中62人がバーディです
  • パーオンが主役に戻りました。乗せた数が単日-0.553で最強。仲村果乃選手は18/18で64を出しています
  • 36ホール通算では指標が軒並み上昇。アンダーパー女王+0.564、TOP10率女王+0.543が上位に残っています

出場選手の持ち味と組み合わせは初日早見表2日目早見表、これまでの分析は展望R1振り返りから。


引用・参照

  • JLPGA公式 ゴルフ5レディスプロゴルフトーナメント2026 Round2 フルリーダーボード/ホールサマリ/スタッツ(参照日:2026年9月5日)
  • 出身地・プロ入り年・入会期は当サイトDB(検証済みデータのみ使用)
  • 持ち味ランキングの番手・相関は当サイト編集部の集計(指標は2026年8月30日スナップショット、番手は出場者内。Pearson相関、番手×2日目単日スコアおよび番手×36ホール通算、全32指標を確認)
  • 実測スタッツとスコアの相関は、公式スタッツ掲載分を当サイトで再集計(初日108名、2日目106名)
  • コース平均対パーは出場者全員ベース(初日108名、2日目106名)で算出しています
  • 予選通過ライン(-2/50名)はJLPGA公式の第3ラウンド組み合わせに基づきます

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