2日目はさらに難化して+2.08──9番パー5が「別のホール」になり、18番は逆に牙をむいた|北海道meijiカップ2026 R2
カットラインは+2。女王指数1番手と2番手が揃って姿を消し、36ホール首位は-5の2人になった。
初日のコース平均+1.74を「厳しい」と書いた。2日目はそれを上回った。
① 3日間で最も難しかった日
| ラウンド | コース平均対パー |
|---|---|
| R1(108名) | +1.74 |
| R2(105名) | +2.08 |
| R3(50名) | +0.70 |
この日のバーディは全体で231個、ボギー以上は416個。 イーグルはゼロだった。
② 9番パー5が「別のホール」になった
同じコースでも、ピンの位置と風が変われば表情は一変する。その典型が9番と18番だった。
| ホール | R1 対パー | R2 対パー | 変化 |
|---|---|---|---|
| 9番(パー5/507Y) | -0.09(バーディ23) | -0.47(バーディ54) | 一気に易化 |
| 18番(パー5/555Y) | -0.17(バーディ28) | +0.22(バーディ8) | 反転して難化 |
9番は105人中54人がバーディ。 パーオン率89.5%で、実質「乗せれば獲れる」ホールになった。一方、初日いちばん易しかった18番は、パーオン率が83.3%→43.8%まで落ちてボギー23・Wボギー4。上がりホールが牙をむいた。
そして、変わらなかったホールもある。
| ホール | R1 | R2 |
|---|---|---|
| 2番(パー3/194Y) | +0.19 | +0.44(バーディ4のみ・Wボギー6) |
| 15番(パー4/400Y) | +0.28 | +0.37(ボギー40・パーオン32.4%) |
15番はこの日、105人中40人がボギーを打った。 バーディは5人だけ。2番と15番は、2日間ずっと同じ顔で選手を待っていた。
③ カットラインは+2──女王指数1・2番手が消えた
通過ラインは通算+2(146)で50名。+3の11人が涙をのむ、1打差の線引きになった。
そして、そこで姿を消した顔ぶれが衝撃的だった。
| 選手 | 事前番手(出場108名内) | 36H |
|---|---|---|
| 佐久間 朱莉選手 | 女王指数1・3R大会1・パーオン2 | +5(予選落ち) |
| 髙橋 彩華選手 | 女王指数2・3R大会4 | +3(予選落ち) |
| 神谷 そら選手 | 女王指数6・3R大会8 | +4(予選落ち) |
女王指数の1・2・6番手が、揃って決勝ラウンドに残れなかった。 一方で3番手の菅楓華選手は-2で通過している。
代わりに36ホール首位に立ったのは、この2人だった。
| 36H | 選手 | R1 | R2 |
|---|---|---|---|
| -5 | 吉澤 柚月選手 | 69 | 70 |
| -5 | 安田 祐香選手 | 69 | 70 |
| -4 | 金田 久美子選手 | 68 | 72 |
初日首位タイの4人のうち、金田選手だけが上位に残った。池ヶ谷瑠菜選手は77(+9)、入谷響選手は76(+8) と、-4から一気に後退している。
この日いちばん伸ばしたのは、初日82から70へ12打縮めた山城奈々選手。ただし通算+8で予選は通過できなかった。上位圏では都玲華選手の68(74→68)が最良の巻き返しで、通算-2まで浮上した。
④ 実測スタッツ:2日連続で「乗せる力」が支配
初日と同じ計算を、2日目のスタッツでもやってみた。
| 実測スタッツ | R1 | R2 |
|---|---|---|
| パーオン数 | -0.633 | -0.660 |
| パット数 | +0.437 | +0.372 |
| 飛距離 | -0.137 | -0.277 |
| フェアウェイキープ | -0.105 | -0.232 |
パーオンが2日続けて-0.6台。 この大会の性格は完全に固まった。乗せた選手がスコアを作り、そうでない選手は耐えるしかない。
変化があったのは飛距離で、-0.137から**-0.277へ強まった**。パーオン率が全体で58.4%→59.0%とほぼ横ばいなのに、飛距離の効き目だけが倍近くになった。1本短いクラブでグリーンを狙える選手が、この条件では明確に有利だったということだろう。
⑤ 32指標の答え合わせ
事前の出場者内番手と、R2単日スコアの相関を全32指標で総当たりした。
| 持ち味ランキング | R2単日との相関 |
|---|---|
| 直近5戦の勢い | +0.289 |
| アンダーパー女王 | +0.269 |
| バーディー合戦女王 | +0.266 |
| 夏の女王 | +0.263 |
| パーオン女王 | +0.257 |
| 3R大会強さ女王 | +0.201 |
初日にトップだった直近5戦の勢いが、2日目も1番手を守った。「通年の実力」ではなく「いまの調子」が2日続けて効いている。
そして夏の女王が+0.263まで上がってきた。初日は+0.119でほとんど効いていなかった指標だ。この動きは、最終日にもっと大きな形で現れることになる。
⑥ 最終日の見どころ
- 首位攻防:吉澤柚月選手と安田祐香選手が-5。1打差に金田久美子選手
- 3日間で最難の15番:2日ともボギーの山。ここを守れる選手が勝つ
- 道産子:阿部未悠選手が±0で通過。地元での表彰台なるか
出場108名の持ち味は初日早見表、初日の分析はR1振り返りから。
引用・参照
- JLPGA公式 北海道meijiカップ2026 Round2 フルリーダーボード/ホールサマリ/ホールバイホール/スタッツ(参照日:2026-08-09)
- 出身地・プロ入り年は当サイトDB、所属はJLPGA公式ペアリング表に準拠
- 持ち味ランキングの番手・相関は当サイト編集部の集計(指標は2026-07-26スナップショット、番手は出場108名内。Pearson相関、番手×R2単日スコア、全32指標を確認)
- 実測スタッツとスコアの相関は、公式スタッツ(R1は108名/R2は105名)を当サイトで再集計