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2026/06/06

ヨネックスレディス R1振り返り:強風が生んだ7人首位の大混戦、2日目へ(2026/06/06)

前年比+144ヤードの延長コースに強風が重なった我慢比べ。曲げない正確さを持つ選手が浮上した初日。

「全米女子オープン並み」という言葉がぴったりの、我慢比べの初日になりました。

風が支配した初日

6月5日に開幕したヨネックスレディス(新潟・ヨネックスカントリークラブ/パー72・3日間)の初日は、海沿いの風が一日中コースを締めつけました。会場至近の寺泊(気象庁アメダス)では最大瞬間風速12.8m/sを観測。出場107名の平均スコアはパー72に対して**+2.82(74.82)**まで膨らみ、バーディー225に対してボギーは381個。事前に「平均イーブンパー前後」と見ていた長尺コースが、風ひとつでまるで違う表情を見せました。

距離も効いた──前年比+144ヤードの延長

見落とせないのが、コースそのものが長くなっていたことです。総距離は前年までの6,339ヤードから6,483ヤードへと144ヤード延長されました。過去2年の初日平均がほぼイーブンパー(2024年−0.22/2025年−0.02)だったのに対し、今年は+2.82。長くなった土台に強風が重なったことで、飛距離よりも“曲げない正確さ”の価値が一段と高まった初日です。

par5すら牙をむいた

普段は稼ぎどころのはずのホールが軒並み中立化したのが、この日の難しさを物語ります。フィニッシュの18番(par5)は対パー+0.07、昨年バーディーの山だった見せ場が帳消しに。「罠のpar5」と見ていた6番もちょうどイーブン(±0.00)。アンダーで残ったのは13番(par5・−0.12)と11番(par4・−0.04)のわずか2ホールだけでした。逆に2番(par4)は対パー+0.50で初日の壁となり、8番(+0.36)、10番(+0.28)と長めのpar4が軒並み牙をむきました。攻めるより、耐えてパーを拾えた選手がスコアを残した一日です。

主役の座は、本当に空いていた

その我慢比べを2アンダー(70)で耐え抜いたのが、なんと7人。三ヶ島かな選手、吉田鈴選手、川岸史果選手、木戸愛選手、皆吉愛寿香選手、福山恵梨選手、そしてアマチュアの戸髙玲奈選手が首位に並ぶ大混戦です。トップ23人が全米女子オープンへ渡った今週、「新たな主役が生まれる」という見立てが、初日から現実になりました。

顔ぶれを持ち味ランキングで見ると、風の日らしい共通点が浮かびます。木戸愛選手は右肩上がりの持ち味で出場1番手、吉田鈴選手と皆吉愛寿香選手はリカバリーの持ち味で出場上位。フェアウェイを外さず、外しても寄せて拾える――風に強いタイプが、そのまま上位に並びました。2年連続でこのコースと好相性の森田遥選手も1アンダーと、巧者ぶりを見せています。

本命陣の現在地

データ本命の金澤志奈選手は+2(74)と苦しみましたが、首位とはまだ4打差。前年覇者の髙野愛姫選手と、バーディー量産の天本ハルカ選手はともに±0(72)で射程圏にぴたりとつけています。コース巧者の本命格・穴井詩選手や飛距離自慢の入谷響選手は風に手を焼く初日となりましたが、54ホールの折り返しはまだこれから。地元・新潟の泉田琴菜選手は+3で粘り、声援に応えています。

2日目へ

今日6月6日は予選通過のかかる2日目。首位陣は午前の遅い時間帯(9時30分〜50分)のスタートです。風がふたたび強まれば、今日も「いかに耐えるか」の一日に。風が緩めば、4打差以内にひしめく本命陣の反撃が始まります。誰が抜け出すか読めない――それが、この大混戦のいちばんの見どころです。

全36組の持ち味ランキング早見表はこちらから。

応援を、もっと深く。持ち味ランキングを片手に、空いた主役の座を射止めるのは誰か、2日目を一緒に見届けましょう。

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