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試合解説2026/08/16

安田祐香選手、2日間でボギー1つ。通算-19で7打差──過去2年の優勝スコアを、2日目にして超えた|NEC軽井沢72 2026 R2

コースは1.6打難しくなった。そしてその日に初めて、持ち味ランキングが機能し始めた。最終日を迎える朝に、数字で整理しておく。

おはようございます。NEC軽井沢72ゴルフトーナメントは今日が最終日です。2日目を終えて、リーダーボードはかなり静かな形になりました。

順位 選手 通算 R1 R2
1 安田 祐香選手 -19 61 64
T2 菅 楓華選手 -12 68 64
T2 岡山 絵里選手 -12 67 65
T2 サイ ペイイン選手 -12 65 67
T2 イ ミニョン選手 -12 64 68
6 沖 せいら選手 -10 66 68

首位と2位の差は7打。 そして安田選手の通算-19は、過去2年の優勝スコア(2024年-11、2025年-14)を、2日目にしてすでに上回っている。

① コースは1.6打難しくなった

初日の異常な伸びは、2日目に収まった。

ラウンド コース平均対パー
R1(108名) -2.05
R2(103名) -0.46

約1.6打ぶん難化した。 バーディは435個から320個に減り、ボギーは192個から219個に増えている。

とくに牙をむいたのが4番パー4(410ヤード)だった。

4番パー4 R1 R2
対パー -0.02 +0.28
ボギー 16 35
パーオン率 45.4% 38.8%

一方で9番パー5(-0.31)と16番パー5(-0.21)は2日目も伸びており、パー5で稼いで、パー4で耐えるという構図になった。

② その日に「64」──安田祐香選手の2日間

その難しくなった日に、安田祐香選手は9バーディ・1ボギーの64をマークした。

安田祐香選手 R1 R2 2日間合計
スコア 61 64 125(-19)
バーディ 11 9 20
ボギー 0 1 1
パーオン 15/18 17/18 32/36
パット数 22 27

36ホールを回って、落としたのは1打だけ。 そして内容が初日とまったく違う。

初日は15/18パーオンで22パット、つまり「パットで作った61」。2日目は17/18パーオンで27パット、「乗せて作った64」。 同じ選手が、2日連続で別の作り方をしている。主催社NEC所属の25歳が、自社の冠大会で自分のゴルフを2通り見せた形になった。

なお、初日2位だった横峯さくら選手は73で通算-8のT12に後退。12/18パーオン・31パットと、初日(16/18・25パット)の再現はならなかった。

③ 2日目に、持ち味ランキングが立ち上がった

ここが今大会でいちばん面白いところだ。

初日、指標はほとんど効いていなかった。 最も効いた連続Top10女王で+0.290、3R大会強さは+0.162。「誰でも伸ばせる日」だったから、実力差がスコア差にならなかった。

ところが36ホールを終えると、絵が変わる。

持ち味ランキング R1のみ 36H通算
直近5戦の勢い +0.239 +0.431
アンダーパー女王 +0.184 +0.390
アンダーパー率 +0.161 +0.371
覚醒度 +0.363
3R大会強さ女王 +0.162 +0.346
予選通過率 +0.154 +0.346

初日の最大値+0.290が、36ホールでは+0.431まで上がった。 1日だけでは埋もれていた実力差が、2日分の積み重ねで表に出てきたということだ。

先週の北海道meijiカップでも似たことが起きている。あのときは女王指数の帯別で予選通過率がきれいな階段になった。1ラウンドでは読めないが、2ラウンド、3ラウンドと積むほど指標どおりに並ぶ——これは毎週追ってきて、そろそろ確度の高い法則だと言えそうだ。

④ 早見表の答え合わせ──パターは当たった

2日目の早見表では、初日の実測(パット数との相関+0.602)を受けてパターリカバリーを赤ヘッダーに差し替えた。

結果は、選手単位でははっきり出た。

選手 パター番手 R2
菅 楓華選手 1番手 64(9バーディ0ボギー)・25パット
岡山 絵里選手 16番手 65・26パット
佐久間 朱莉選手 4番手 71

パター女王1番手の菅楓華選手が、ノーボギーの64で2位タイまで浮上した。 25パットは、この日の上位陣で最少である。

ただし全体では、2日目単日の実測相関は軒並み弱かった(パーオン-0.231、パット+0.06)。難しい日は誰も安定しないので、単日で見ると何も効いていないように見える。集団と個人で答えが違う典型的なパターンだった。

⑤ カットラインは-2、62名が通過

予選通過ラインは通算-2で62名。-1の9人が涙をのむ形になった。

注目は桑木志帆選手が-2でぎりぎり通過したこと。AIG全英女子オープンを制した直後の凱旋初戦は、初日71・2日目71で通算-2。2日目は16/18パーオンと乗せてはいたが、33パットとグリーン上が噛み合わなかった。

なお、天本ハルカ選手・脇元華選手・久保啓子選手・倉林紅選手が2日目に競技を終えられず、初日終了後に植竹希望選手が棄権している。真夏の3日間、コンディションの難しさが出た週でもあった。

⑥ 最終日の見どころ

  • 7打差をどう見るか。3日間競技の最終日で7打差は大きい。ただしこのコースは初日に「61」が出ている。追う側が-8前後を出せば射程に入る
  • 菅楓華選手。パター1番手が噛み合い始めた。メルセデス2位の実力者が、いちばん自然な形で追う位置にいる
  • 安田祐香選手の守り切りは算出対象外。リードして最終日を迎えた経験が規定に届いていない。データのない領域に入る
  • 主催社NEC。安田選手が首位、原江里菜選手も-8のT12。自社大会で2人が上位に残っている

2日間の分析はR1振り返り大会展望から。出場選手の持ち味は2日目早見表で確認できます。

36ホールでボギー1つ。 その状態で最終日を迎える選手を、今日は追いかけたいと思います。


引用・参照

  • JLPGA公式 NEC軽井沢72ゴルフトーナメント2026 Round2 フルリーダーボード/ホールサマリ/ホールバイホール/スタッツ(参照日:2026-08-16)
  • 出身地・プロ入り年は当サイトDB、所属はJLPGA公式ペアリング表に準拠
  • 持ち味ランキングの番手・相関は当サイト編集部の集計(指標は2026-08-09スナップショット、番手は出場108名内。Pearson相関、番手×R2単日スコアおよび番手×36ホール通算、全32指標を確認)
  • 実測スタッツとスコアの相関は、公式スタッツ(R1=108名/R2=103名)を当サイトで再集計
  • 過去大会の優勝スコアは当サイトDB(2024年・2025年 軽井沢72ゴルフ北コース)

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