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試合解説2026/06/20

荒木優奈選手が-11で独走、伸びた一日を分けたもの──ニチレイレディス2026 R2をデータで読む

パー5でバーディー量産、12番が“壁”。上位を作ったのは「グリーンを捉える精度」。最終日の見どころまで。

ニチレイレディスオープン2026のRound2。コンディションが落ち着き、スコアの伸びた一日になった。出場105名のR2平均は71.27(パー72に対して-0.73)。R1の-0.23から、攻められる一日へ。首位の荒木優奈選手は、その流れに乗ってリードを広げた。

順位 選手 R2 通算
1 荒木 優奈選手 69(-3) -11
2 藤本 愛菜選手 67(-5) -10
3 佐藤 心結選手 66(-6) -9
4T サイ ペイイン・木戸愛 各選手 -8
6T 河本結・永井花奈・岡山絵里・仲宗根澄香・政田夢乃 各選手 -7

この一日、何が順位を分けたのか。コースとスタッツから、観戦が一段おもしろくなる数字を見ていく。

① コース:パー5でバーディー、12番が“壁”

この日の袖ケ浦は、4つのパー5がそろってボーナスホールになった。一方で、短いパー4が一つだけ牙を剥いた。

ホール パー 対パー バーディー数
10番 5 -0.38 46(最多)
18番 5 -0.36 45
7番 5 -0.33 41
1番 5 -0.22 33
12番 4 +0.37 4(最少)
13番 4 +0.17 11

スコアの源泉は明確で、4つのパー5。とくに10番・18番・7番で、半数近い選手がバーディーを奪った。逆に、12番パー4はこの日いちばんの難所。バーディーはわずか4個で、ここを安全にパーでしのげるかが、上位とそれ以外を分けた。最終日も、この「パー5で取り、12番で守る」が攻略の軸になりそうだ。

② 上位を作ったのは「グリーンを捉える精度」

上位陣のこの日のスタッツを並べると、共通点が見えてくる。

選手 パーオン パット数 飛距離(平均)
荒木 優奈選手 13/18 28 254y
藤本 愛菜選手 14/18 27 253y
佐藤 心結選手 12/18 24 247y
木戸 愛選手 14/18 30 249y
永井 花奈選手 15/18 29 237y

上位はそろってパーオン12〜15個。グリーンをきっちり捉える精度が、好スコアの土台になっている。なかでも当日ベストの「66」を出した佐藤心結選手は、パット数が24と圧巻。永井花奈選手は飛距離こそ控えめ(237ヤード)だが、パーオン15個の正確無比でスコアを作った。タイプは違えど、「ボールを良い場所に置く」点で一致している。

データの「持ち味ランキング」でも、この日いちばんスコアと連動したのはパーオン率女王(番手とスコアの相関+0.37)。総合力を示す女王指数リカバリー女王も上位に効いた。逆に、週末に話題だった天候要素――雨の女王風の女王はスコアとほぼ無相関。雨は降らず、風も限定的で、今日は天候より「攻めの精度」がそのまま順位になった。

③ 首位・荒木優奈選手は何が強いのか

荒木優奈選手のこの大会 数字
64-69 通算-11・首位
パーオン(R2) 13/18
持ち味ランキング 女王指数・パター・初日好調が出場者上位

独走に入りつつある荒木優奈選手は、飛距離(254ヤード)で攻め、グリーンを捉え、パットでまとめる総合力型。崩れにくいタイプだけに、最終日も大きなミスがなければ逃げ切りが見えてくる。

最終日の見どころ

  • 逃げる荒木優奈選手(-11):総合力型で崩れにくい。パー5を確実に取れるか。
  • 追う精度型(藤本愛菜選手・佐藤心結選手):パーオンの精度は上位譲らず。スコアが出る条件なら、伸ばして詰める展開も。
  • コースの鍵:稼ぎどころは4つのパー5、最大の関門は12番パー4。ここの取り・守りが順位を動かす。

各選手の持ち味は持ち味ランキング一覧、組み合わせはDay2早見表から。荒木選手は逃げ切るか、精度型が捉えるか。決着の日曜が楽しみだ。


*参照:JLPGA公式 ニチレイレディス2026 Round2 リーダーボード/ホールサマリ/スタッツ(参照日 2026-06-20)。持ち味ランキングの番手・相関は当サイト編集部集計(指標2026-06-14スナップショット、出場者内ランキング、Pearson 番手×R2対パー)。当日の天候(雨ほぼ無し・風は限定的)は現地状況に基づく記述。

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