RFB-B|ドラマ4分類カード

🎭都選手の躍進と佐久間選手の粘り、那須白河2日目が描いた4つの距離感

リゾートトラスト レディス 2026 第2ラウンド|2026-05-29(金)|グランディ那須白河ゴルフクラブ
✅ Day2確定データ(JLPGA公式・全117名ホールアウト済)
R2平均ストロークは74.47(+2.47打)で、R1の+2.23打からさらに0.24打タフ化。ピンポジションが尾根を挟んで反対側に切られたH10は+0.22→+0.31、設計HCP1位のH16が+0.27→+0.52、H17が+0.10→+0.50、H3が+0.13→+0.43と、連日の南風に難セッティングが加わった1日。一方でR1最難だったH6(HCP1)は+0.54→+0.08と劇的に易化、R1易だったH4 par5も-0.10→-0.32と差が広がりました。トップは累計-5で都玲華選手(97期・2024年プロ入り)と佐久間朱莉選手(93期)のT1タイ。R1首位タイで-6を出していたささきしょうこ選手はR2 +4で-2 T7に転落、R1首位タイの-6を保てた選手はいませんでした。Day2の物語を、指標と歩みの「距離感」で4つに分けて語ります。

🎬 4つの物語

🎯 指標と並走
指標と歩幅が揃った
事前指標が示していたコース適性を、当日のスコアでも体現した選手。
佐久間 朱莉選手R2 +1(73)/累計 -5 T1
事前指標:高難度コース女王(rolling 3y)1位/初日好調女王1位/風の女王(rolling 3y)8位
R1首位タイ-6から、R2は連日タフ化したコースで+1の73。後半組(13:05スタート)でアンカーを背負いながら、H11でダブルボギーを叩いた後もH14・H9でバーディを取り返し、首位タイの座をキープ。直近3年28試合・高難度コース女王1位(偏差値75.18)という指標が示してきたタフコース適性そのものを、最も難しいセッティングのR2で発揮した1日でした。Day3、女王指数2位の本領が問われる週末です。
河本 結選手R2 -3(69)/累計 -4 T3
事前指標:高難度コース女王(rolling 3y)4位/風の女王(rolling 3y)4位/まくり女王6位(90期・2018年プロ入り)
R1の-1(T13)から、R2はH4・H8・H12・H13・H14でバーディを並べる積み上げの-3、累計-4のT3まで浮上。高難度コース女王4位、風の女王4位という事前指標が示してきた「タフコース・強風に強い」適性を、文字通り体現したラウンド。R3は最終組(10:30)圏内、まくり女王6位の本領発揮の場が用意されています。
⚡ 指標の上を行く
指標を超える歩幅
事前指標の順位を、当日のスコアで大きく超えていった選手。
都 玲華選手R2 -6(66)/累計 -5 T1 ← R1 +1 T58相当
事前指標:パター女王 13位/まくり女王9位/高難度コース女王 rolling 3y 75位
97期・2024年プロ入りの若手選手。R1の73(+1)からR2 66(-6)の7打改善、R2ベストスコア。H4・H6・H7・H9・H10・H13・H16・H18で8バーディ、ボギーはH12とH17の2つだけ。

躍進の核心はパター。R2のパット数は26(全117名平均29.74打より3.74打少ない・全体10位タイ)、しかもパーオン14/18(78%)の高水準と並走しての26パット。通常パーオンが高いほどロングパットが残るためパット数も増える傾向ですが、都選手はその両方を高水準で達成。事前指標のパター女王13位という上位の地力が、最もタフな2日目に一気に開花した格好です。Day3、首位タイから「指標の上を行く」勢いを保てるかが見どころ。
セキ ユウティン選手R2 -4(68)/累計 -3 6位
事前指標:高難度コース女王 rolling 3y 76位/風の女王 rolling 3y 116位/初日好調女王82位
事前指標が並んで下位のなか、R1 +1 → R2 -4 の5打改善。H2・H3・H4・H8でアウト4バーディ、INでH13・H14のバーディも加えて2バーディ。タフコース・強風適性が示されていなかった指標を、当日のスコアで大きく上回ったラウンド。連日プレーオフ圏外からの逆転劇候補です。
🌅 静かな浮上
じわじわ上げてきた
派手な大量バーディはなくても、確実に積み上げて順位を上げてきた選手。
吉澤 柚月選手R2 -2(70)/累計 -4 T3
事前指標:まくり女王26位/風の女王(rolling 3y)32位/急上昇女王38位(96期・2023年プロ入り)
R1 -2 → R2 -2 で、2日連続70台同スコアの安定感。後半組(12:05 H10スタート)で、JLPGA公式がショット動画として配信したH10ティーオフのバーディ発進から、H11・H5・H18でもバーディを重ねた4バーディ。H2・H9でボギーを返した代償も含めて、派手さはないが揺るがない歩み。

R2のパット数は24(全117名中2位タイ・平均29.74打より5.74打少)。パーオン9/18の中、ショート game でスコアを作るスクランブル型として機能。事前指標は突出した上位ではないなかで、当日のパター好調+短いゲームの精度で、累計-4 T3まで静かに浮上したラウンドです。
ウー チャイェン選手R2 -4(68)/累計 -4 T3
事前指標:初日好調女王9位/高難度コース女王 rolling 3y 14位/急上昇女王11位
R1 -0(72)の堅実なスタートから、R2はH2・H4・H6・H7・H17で5バーディ、ボギーはH10のみ。事前指標の高難度コース女王(rolling 3y)14位・急上昇女王11位という適性を、2日目に静かに体現。海外勢として今シーズン継続的にレベルアップしている1人で、R3の最終組圏内へ。
🌫 指標と距離が出た日
指標を下回った日
事前指標が示していた水準と、当日のスコアに距離が出た日。
ささき しょうこ選手R2 +4(76)/累計 -2 T7 ← R1 -6 T1
事前指標:風の女王(rolling 3y)31位/高難度コース女王(rolling 3y)60位/初日好調女王48位(87期・2015年プロ入り)
R1で-6を出し首位タイに立ったあと、R2は連日の南風と難ピンセッティングの中で+4の76。事前指標は「初日好調型」よりも、強風・タフコース適性は中位だった選手。R1の躍進から1日のうちに指標が示してきた水準に距離が出たかたちで、これがコースの厳しさを最も象徴する1ラウンドでした。87期のキャリアを通じた粘り強さで、Day3の立て直しに注目です。
沖 せいら選手R2 -3(69)/累計 -2 T7
事前指標:高難度コース女王 rolling 3y 82位/風の女王(rolling 3y)60位/初日好調女王69位
こちらは「距離が出た」が逆方向。事前指標は下位だったが、R2は-3で順位を一気に上げてT7まで浮上。後半組(12:00台スタート)でH9のバーディ発進、INでH13・H14のバーディも重ねた組み立て。指標を上回るタイプのラウンドの方が、結果として上位に絡みやすい構図がDay2で見えてきました。

⛳ 特別ハイライト:R2のホールインワン2件+par5イーグル1件

R2のホールサマリで確認されたホールインワン2件とpar5でのイーグル1件。1ラウンド3イーグル(うち2件がホールインワン)は、タフコース下でも光ったR2のもう一つの主役です。

R2を振り返って

R2は連日のタフコース+ピン難化で、R1首位タイの2選手のうち1人(ささき選手)が大きく後退し、もう1人(佐久間選手)は粘って首位タイをキープ。そこに「R1から大きく改善した選手(都・セキ選手)」「R1の良い流れを保った選手(吉澤・河本・ウー選手)」が並ぶ、複層的なリーダーボードが完成しました。R3の見どころは、佐久間選手の「指標どおり守り切るか」と都選手の「指標の上を行く勢いを保てるか」のコントラスト。アンカーで揃う2選手の最終組から目が離せません。
📚 第2ラウンドの3つの読み方