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試合解説2026/06/29

嵐をくぐり抜けた一週間──パク ヒョンギョン選手が-12で優勝。すべての人への「お疲れさまでした」とともに

2日目サスペンデッド、3日目中止。4日目と予備日で72ホールを完遂した、近年でも稀な変則開催。記録を語る前に、まずねぎらいを。

アース・モンダミンカップ2026は、近年でも稀な一週間になった。Round2が悪天候でサスペンデッド、Round3は中止。4日目に「Round2の残り+Round3の途中」を消化し、予備日に「Round3の残り+Round4」を行うという、変則に次ぐ変則の進行。それでも大会は72ホールを最後までやり切り、パク ヒョンギョン選手が通算**-12**で優勝した。

データの話をする前に、まず書いておきたいことがある。この一週間を支えたすべての人に、お疲れさまでした。

まず、ねぎらいを

中断と再開、中止の判断は、どれも難しいものだったはずだ。荒天のなかでコースを競技可能な状態に保ち続けたコース管理スタッフ、運営・大会関係者、そしてボランティアの皆さん。雨と風のなか、何度も待機と仕切り直しを強いられながら集中を保った選手の皆さん。予定が二転三転しても、予備日まで足を運び、声援を送り続けたギャラリーとファン、そして中継・取材の現場

ゴルフは、晴れた日だけのスポーツではない。むしろ、こういう週にこそ、それを動かしている一人ひとりの努力が見える。記録に残る順位の裏側に、記録に残らないたくさんの踏ん張りがあった一週間だった。

そんな中で輝いた──パク ヒョンギョン選手、初日6位からの逆転V

最終順位 選手 通算
優勝 パク ヒョンギョン選手 -12
2T 小林 光希選手 -11
2T 稲垣 那奈子選手 -11
4 申 ジエ選手 -10
5T 河本 結・菅 楓華・パク ミンジ 各選手 -9
8 阿部 未悠選手 -8

初日を-2の6位で終えたパク ヒョンギョン選手が、長く変則的な一週間をかけてじわりと順位を上げ、最後は2位に1打差をつける-12でフィニッシュ。崩れない強さと、リズムを保ち続けた集中力が光った逆転優勝だった。初日首位だった川岸史果選手・阿部未悠選手も、難しいコンディションのなかで終盤まで上位を争った(阿部選手は-8の8位)。

荒れた長い一週間が問うたもの

各選手の事前の出場者内「番手」と、最終通算スコアの相関を集計した(カット通過者内・参考値)。この変則ウィークが何を報いたのかが見えてくる。

持ち味ランキング 最終通算との相関
女王指数 +0.52 ◎◎ 総合力が突出
初日好調女王 +0.52 ◎◎
風の女王 +0.37 ○ 荒天を映して
高難度コース女王 +0.36
4日間大会女王 +0.33 ○ 長丁場に強い
飛距離女王 +0.29
パーオン率女王 +0.29
リカバリー女王 +0.00 効かず

答えは、この週の表情そのものだった。最も順位と連動したのは、特定の武器ではなく総合力(女王指数+0.52)。そして、中断をまたいでもリズムを崩さない初日好調(+0.52)。荒天を映して風の女王(+0.37)と高難度コース女王(+0.36)も効き、長丁場を映して4日間大会女王(+0.33)も上位に。逆に、派手にピンチを救うリカバリー力はほぼ無相関(+0.00)。この一週間が報いたのは、一発の魔法ではなく、嵐の中でも崩れない総合力と粘りだった。

最後に、もう一度

変則開催は、勝者だけでなく、最後までホールアウトしたすべての選手の「強さ」を映す。予備日まで戦い抜いた選手の皆さん、支えた運営とボランティアの皆さん、足を運んでくださったギャラリーの皆さん。本当にお疲れさまでした。各選手の持ち味は持ち味ランキング一覧、全成績は大会ページから。嵐をくぐり抜けた一週間の先に、また次の青空での戦いが待っている。


引用・参照

  • JLPGA公式 アース・モンダミンカップ2026 Round4 リーダーボード(ホールバイホール)/ホールサマリ/スタッツ(参照日:2026-06-29)
  • 開催形式(Round2サスペンデッド・Round3中止・4日目+予備日で72ホール消化)は大会進行に基づく
  • 持ち味ランキングの番手・相関は当サイト編集部の集計(指標は2026-06-21スナップショット、出場者内ランキング。Pearson相関、番手×最終通算)。カット通過者内の集計につき参考値

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