ニチレイレディス2026 最終日プレビュー:荒木優奈選手の逃げ切りか、精度型の逆転か(2026/06/21)
曇り・風弱で攻めやすい日曜。2日間の傾向は「パー5で取り、12番で守る」。鍵はグリーンを捉える精度。
いよいよニチレイレディスオープン2026は最終日。袖ケ浦カンツリークラブ新袖コース(パー72)で、3日間の決着がつきます。日曜は曇りで風も強くない見込み。R2に続いてスコアが出やすい一日になりそうで、攻めの精度がそのまま順位に直結する展開が予想されます。前日のR2をデータで読んだこちらのコラムと合わせて、最終日の見どころを整理します。
① スタート時点の順位
荒木優奈選手が通算-11で首位をキープ。1打差で藤本愛菜選手、2打差に当日ベスト「66」の佐藤心結選手が続き、上位は射程圏に好調勢がひしめきます。
| 順位 | 選手 | 通算 | R1-R2 |
|---|---|---|---|
| 1 | 荒木 優奈選手 | -11 | 64-69 |
| 2 | 藤本 愛菜選手 | -10 | 67-67 |
| 3 | 佐藤 心結選手 | -9 | 69-66 |
| 4T | サイ ペイイン・木戸 愛 各選手 | -8 | — |
| 6T | 河本結・永井花奈・岡山絵里・仲宗根澄香・政田夢乃 各選手 | -7 | — |
② 最終日の注目ペアリング
上位は固まってスタート。最終組の3人が、そのまま優勝争いの主役です。
| 組/時刻 | 顔ぶれ(通算) |
|---|---|
| 最終組 8:40 | 荒木 優奈選手(-11)・藤本 愛菜選手(-10)・佐藤 心結選手(-9) |
| 8:30 | サイ ペイイン選手(-8)・木戸 愛選手(-8)・仲宗根 澄香選手(-7) |
| 8:20 | 河本 結選手(-7)・政田 夢乃選手(-7)・永井 花奈選手(-7) |
| 8:10 | 岡山 絵里選手(-7)・仲村 果乃選手(-6)・大出 瑞月選手(-6) |
③ 攻略の鍵:2日間のコース傾向
風が弱く曇りの日曜は、R2と同じく「攻めの精度」勝負になりそうです。R2でスコアと最も連動したのはパーオン率女王の持ち味で、天候系(雨の女王・風の女王)はほぼ無相関でした。
コースの平均スコアはR1が71.77、R2が71.27と、日を追うごとに攻めやすくなっています。稼ぎどころは4つのパー5。なかでも10番・7番は2日目にさらにバーディーが増えました。
| パー5 | R1 対パー | R2 対パー | R2バーディー |
|---|---|---|---|
| 18番 | -0.42 | -0.36 | 45 |
| 10番 | -0.28 | -0.38 | 46 |
| 7番 | -0.21 | -0.33 | 41 |
| 1番 | -0.19 | -0.22 | 33 |
逆に、唯一はっきり牙を剥くのが12番パー4。R1の+0.18からR2は+0.37へと難化し、2日目はバーディーわずか4個の最大の関門になりました。最終日も「パー5で取り、12番で守る」が攻略の軸です。
| 難所(パー4) | R1 対パー | R2 対パー |
|---|---|---|
| 12番 | +0.18 | +0.37 |
| 13番 | +0.27 | +0.17 |
④ 逃げる総合力型 vs 追う精度型
首位の荒木優奈選手は飛距離(R2は254ヤード)で攻め、グリーンを捉え、パットでまとめる崩れにくい総合力型。追う藤本愛菜選手・佐藤心結選手はパーオンの精度で譲らず、スコアが出る条件なら一気に詰める力があります。さらに-7集団には、持ち味ランキング上位の実力者が揃います。
| 選手 | 通算 | R2パーオン | 注目の持ち味ランキング |
|---|---|---|---|
| 荒木 優奈選手 | -11 | 13/18 | 連続Top10女王2位・大舞台女王4位 |
| 藤本 愛菜選手 | -10 | 14/18 | パーオン精度型 |
| 佐藤 心結選手 | -9 | 12/18 | 当日ベスト66・パット数24 |
| 木戸 愛選手 | -8 | 14/18 | 守り切り女王4位・右肩上がり女王4位 |
| 河本 結選手 | -7 | 12/18 | 予選通過率女王1位・連続Top10女王3位 |
| 永井 花奈選手 | -7 | 15/18 | サンドセーブ女王1位 |
守り切り女王の持ち味で上位の木戸愛選手、R2を「67」で伸ばした河本結選手は、最終日の追い上げ筆頭。R2でパーオン15個と全体トップの精度を見せた永井花奈選手も、じわりと迫ります。
最終日の見どころ
- 逃げる荒木優奈選手(-11):崩れにくい総合力型。4つのパー5を確実に取れるか。
- 追う精度型(藤本愛菜選手・佐藤心結選手):スコアの出る条件で、最終組から直接プレッシャーをかけられるか。
- 12番の攻防:2日続けて最大の関門。ここをパーでしのげるかが、優勝の分かれ目。
- -7集団の浮上:木戸愛選手・河本結選手・永井花奈選手ら、持ち味豊かな実力者が爆発すれば一気に混戦へ。
応援を、もっと深く。各選手の持ち味は持ち味ランキング一覧から。荒木優奈選手は逃げ切るか、精度型が捉えるか。決着の日曜を、データを片手にもっと深く楽しんでください。